2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
『身の丈に合わせて頑張ってもらえれば』<2019年10月31日(木)> 萩生田光一文科相の発言「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」、これを『筆洗』(191031)は考える。この制度は「経済的に恵まれた受験生は練習受験ができるなど、家計の事情で有利不利が生まれ…
『緒方貞子さんを想う』<2019年10月30日(水)> 本日は各紙で緒方貞子さんを採り上げている。『筆洗』は「緒方さんは決めた。『(難民が)生きているからこそ保護できる。国際法がどうであろうと生き続けるようにする』就任後二カ月足らずでの決断。スピード…
『世の中の良識を形づくろうと謙虚に行動しつづけた夫妻には心から共感できる』<2019年10月29日(火)> ミシェル夫人の新著の自伝「マイ・ストーリー」を『春秋』(191029)は紹介する。「ホワイトハウスに入居する米国の新大統領には、引っ越し代と模様替えのた…
『映り方が気に入らぬと特定の鏡を選んで割ってしまいたいらしい』<2019年10月28日(月)> 「トランプ米大統領が自分に批判的なニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのホワイトハウスでの定期購読を打ち切るという」。『筆洗』(191028)はこれに申す。「…
『エイリアン・クイーンは卵を守ろうと行動』<2019年10月27日(日)> ヒアリの「多数の働きアリとともに50匹以上の女王アリが確認された」。これについて、『春秋』(191027)は「エイリアン・クイーンの登場だ」と始める。「ヒアリ自体はこれまでも各地で見つ…
『1人当たり、毎日、お茶碗1杯分のご飯を捨てたことに相当する』<2019年10月26日(土)> 「食品ロス削減推進法が10月、施行された」。 『サンケイ【主張】』(191025)は食品ロスを思う。「推進法には政府や地方自治体、消費者それぞれに努力義務が盛り込ま…
『ラガーマンたちの疾走もさることながら英国の迷走から目が離せない』<2019年10月25日(金)> 「英国の欧州連合(EU)離脱では北アイルランドの位置づけが最大の焦点となってきた」と『春秋』(191025)。「ボリス・ジョンソン首相は最近、貿易面でなかば外国あ…
『1億総グルメ評論家時代』<2019年10月24日(木)> 「なんだか大げさだなあ……。と思うが昨今、店選びをこの手のサイトに頼らぬ人は少ないだろう」。『春秋』(191024)は語る。東海林さだおさんは『丸かじり』シリーズで、グルメ番組で「おいしい!」しか言えな…
『パレードなき即位礼に、令和の象徴像を感じた』<2019年10月23日(水)> 「きのう、皇居・宮殿で「即位礼正殿の儀」を取材していて、当時の記憶がよみがえった」と『春秋』(191023)。「15年前。当時、皇太子だった天皇陛下は、調整池の内部を視察された。英オ…
『忘れてはならぬことがある』<2019年10月22日(火)> 「旧日本軍の『大本営発表』はフェイクニュースの元祖だろう」。『春秋』(191022)は、本日の「即位の礼」から忘れてはならない昭和を思う。「フェイクを流しつづけた軍部。世界を知らずに熱狂した人々。こ…
『地球以外の星に生命体が存在しているという科学的成果への期待がいま高まっている』<2019年10月21日(月)> 「米国が突然、宇宙人に襲撃されたら、助けてくれますか」。『筆洗』(191021)はレーガン大統領がソ連最高指導者のゴルバチョフ氏に切り出したことを…
『世知辛いご時世。互いの健闘をたたえあうこの球技の美質が、人びとの心を潤す』<2019年10月20日(日)> 寄席の「紙切り」、林家正楽さんに今月上旬、客席の女性から「ハカ」と。『春秋』(191020)はラグビーの魅力を思う。「ゴールポストを遠景に、ポーズを決…
『あれからニシンはどこへ行ったやら』<2019年10月19日(土)> サンマ、「記録的不漁で始まった今季」と『春秋』(191019)は漁業事情を思う。「10月に入りまとまった漁はあったものの、トータルでみると昨年の1割強。天災級の事態という。・・・イカの漁獲も9年前…
『人間のつくる物語はかくもご都合主義に満ちている』<2019年10月18日(金)> 昔の作家は、場所が海辺から高原へ、季節が変わったり、死んだ人が出てきたり、と間違えをしたが、「慌てず騒がず辻つまを合わせたという。人間のつくる物語はかくもご都合主義に満…
『生活再建はできます! まずはお体を大切に』<2019年10月17日(木)> 「弁護士が被災者のもとに出向く仕組み」について、『春秋』(191017)は紹介する。「今田健太郎さんが広島県東広島市で弁護士事務所を開いたとき・・・『ゼロワン地域』だった。・・・身近な相談…
『被災者の尊厳と心身の健康を守るのは行政の義務』<2019年10月16日(水)> 「災害ユートピア」について、『余録』(191016)は「大災害に直面した人々が境遇の違いを超えて支え合う連帯」であると語る。「惨禍に向き合うことで、お互いに分け隔てなく助け合い、…
『スポーツの日』2019年10月15日(火)> 昭和39年10月10日を記念しての体育の日に、【主張】(191014)は思う。「平成12年から10月の第2月曜日となり、今年は14日だ。本来は後世に語り継ぐべき日だが、『体育の日』と呼ばれるのは今回が最後となる…
『小鮒(こぶな)釣りしかの川』<2019年10月14日(月)> 「故郷の美しき川をまたたく間に危険な暴れ川へと変えてしまった」。『筆洗』(191014)は台風19号の後を思う。「千曲川をはじめ、関東、東北を中心に複数の河川が決壊、氾濫し、大規模な浸水被害を引き起…
『開いててよかった』<2019年10月13日(日)> 40年以上むかし、大学受験の東京で、セブンイレブンの店舗を生まれて見た『春秋』(191013)の筆者は、よろず屋と理解した。「気がつけばコンビニは日々の生活に欠かせなくなっている。・・・つくづくと『開いててよか…
『団結する大勢の家族がいた時代がこんな日は恋しくなる』<2019年10月12日(土)> 「台風がくるというと、昔はどうしてあんなに張り切ったのであろう」。『筆洗』(191012)は向田邦子さん話を紹介し、台風と家族を思う。「『兄弟げんかも、夫婦げんかも、母と祖…
『「野分のまたの日」を安堵し迎えるために』<2019年10月11日(金)> 台風19号がやってくる。『春秋』(191011)は準備せよと。「寺田寅彦が昭和の初めに警鐘を鳴らしたごとく、文明が進むほど自然の猛威による災害は『劇烈の度を増す』のである。・・・幾度も経験…
『ノーベル化学賞に吉野彰さん』<2019年10月10日(木)> ノーベル化学賞に吉野彰さん。『春秋』(191010)はその受賞に思う。「中学3年生は、理科で『化学変化と電池』を学ぶ。昔日、食塩水に金属片を入れ、豆電球をともす実験をした昭和の子もおられよう。電池…
『権力者は古今を問わず、民草の顔をしかと見極めたいらしい』<2019年10月9日(水)> 「江戸時代は人相書きが犯罪者の指名手配書だった。」「やがて近代に入って写真が普及し、当局による『顔』の追跡も一変した」。『春秋』(191009)は、香港政府の覆面禁止法…
『国鉄時代の267敗のうち123敗は自責点2以下』<2019年10月8日(火)> 通算400勝の金田正一さんの現役時代を『筆洗』(191008)は想う。「作家の山口瞳・・・『西鉄の稲尾、巨人時代の別所というような人が登板すると球場がパッとはなやかになったものである…
『民主政治のマスクまでも、自分で破り捨ててしまった』<2019年10月7日(月)> 香港の混乱を『筆洗』(191007)は考える。米コミック「バットマン」は「悪に対して自分が恐怖の存在になる。あのマスクにはそんな意味があるようだ。この人たちもマスクが怖いらし…
『基礎研究に支援を』<2019年10月6日(日)> 駅の階段で、『春秋』(191006)の担当者はあるノーベル賞受賞者を見かけ、その受賞者の発言や日本の将来に思う。「国の科学技術予算は横ばいで、大学も若手に自由な発想で任せる余裕が物心両面で乏しい。栄冠を手に…
『人間は努力する限り迷うこともある(ゲーテ)』<2019年10月5日(土)> 日進月歩の軍用品、『筆洗』(191005)は思う。「『人間の努力というのは、実に恐ろしいものである』。二十世紀初頭にノーベル賞を受賞したイタリア人企業家マルコーニ・・・同じ一節がまった…
『ジャック・オ・ランタン』<2019年10月4日(金)> またこの時期がやってきた。『余録』(191004)はハロウィーンを思う。まずは、落語から。「道楽が過ぎて勘当された若旦那、おじに救われて始めたカボチャの行商といえば落語の人情話『唐茄子屋政談』である。・…
『自らも金品を受けたトップの続投表明にもあきれた』<2019年10月3日(木)> 勝海舟が唐津藩の大砲製造の際の鋳物師の行動を『余録』(191003)は伝える。「『お神酒料でございます』と差し出した。中身を聞くと300両の大金・・・勝は、怒るでもなく俺は要らん…
『原子力村における贈与と返礼』<2019年10月2日(火)> 高浜町の総額約3億2000万円金品問題いを『春秋』(191002)は人類学から検討する。「対立しがちな部族の間で、食料や財産が贈られ、受けた方はそれに見合う礼を尽くす。略奪的な振る舞いを慎む慣習として社…