『井上ひさしさんは電車に乗ると「女の人のように足を揃えて座っていた」』

井上ひさしさんは電車に乗ると「女の人のように足を揃えて座っていた」』<2019年12月23日(月)>
 二〇一九年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」に『筆洗(191223)』は、井上ひさしさんの娘さんの話をまずは伝える。「『どうしてそんなに小さくなって電車に乗るの』・・・人の迷惑にならないようにするためだと答えたそうだ。・・・日本民営鉄道協会のアンケートによると、二〇一九年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」の一位は座席の座り方・・・二位は扉付近で動かぬ乗降時のマナー、三位は背負ったリュックサックなど・・・そうした行為をする人が特に社会性がないとは思えぬ。・・・「すみませんね」「ごめんなさいね」。・・・穏やかな声と丁寧な言葉が相手の社会性を回復させ、身を小さくさせる効果がある気がする」。
 (JN) 列車内での座り方、人それぞれである。随分足が長いなというような浅く座る人あれば、股が外れないかと思うほど広げている人あり。吊革につかまる者には前者が困り、座りたい者には後者が困る。扉付近で動かぬ人、また戸袋の横でスマートフォンを突き出して熱中している人も困る。リュックサックはかなりの者が使うようになり、抱っこする者が多くなった。でも、列車を出ると背負ってしまうので、階段で結構迷惑である。お互い様に気を使うにはどうすればよいのか。車内放送でご注意を流されるのもなんだかおかしい。とにかく「人の迷惑にならないようにする」という意識を持ちたい。
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