『現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい』

『現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい』<2019年12月12日(木)>
 フィンランドの世界最年少の首相サンナ・マリーンさんを『筆洗(191212)』は思う。彼女はどちらかと言うと、ニンニであったらしい。ニンニとはムーミン谷の仲間の一人、内気で目に見えない子。「ヘルシンキ生まれのその女性も少女時代、自分を『透明人間』のように感じていたと語っていたからである。・・・幼いころ、両親が離婚し、母親と母親の女性パートナーによって育てられたそうだ。同性カップルである。貧しく、・・・「透明人間」の理由はこのあたりにある。もっともそういう家庭が少女を政治に向かわせたのだろう。『平等、公平、人権』に重きを置いた政治を訴えている。・・・現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい」。
 (JN) 現在の日本では、34歳の女性首相は考えられない。年齢と女性というものが、日本ではまだまだ障壁となって、前に進むことを拒む。政治界だけでなく産業界も、若返ることができないか。年寄りが悪いということではなく、主導権は若手に渡すべきであると考える。年を取ると、今と過去の自分を守ることが大事になり、未来を描けない。将来の短い人々が現状にしがみつかず、楽しい人生後期を過ごせないものか。
#世界最年少の首相サンナ・マリーン
#見えない子
#平等、公平、人権

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