『プレッシャーに負けそうになっての犯行だろうか』<2019年12月20日(金)>
年末、様々なプレッシャーが。『春秋(191220)』、まずは学校の成績から考える。「通知表だ。小学生ならプレゼントやお年玉の中身に響きそうだし、中高生であれば志望校選びに関わるだろう。プレッシャーに負けそうになっての犯行だろうか。新潟県の中学3年の男子の話である。・・・保護者の側も意外な成り行きに反省しきりかもしれない。・・・野球評論家の権藤博さんが新たに球団入りした大物ルーキーに接するコツを書いていた。・・・他の新顔と分け隔てなく平等に接するのも大切なようだ。親やチームの狭い了見で過剰な期待を押しつけず「私は信頼されている」との自覚を促すことが肝要とみえる。どこかの企業のごとく新人を暴言で追い込む手法とは全く逆なのである。前途ある若者が自ら命を絶たざるを得ない悲劇。今度こそ根絶せねばならない」。
(JN) 親、学校、会社、社会。皆、若者に期待し、また危機を感じる。どんな姿勢で若者にあたっていくのか。難しい問題で、人類の歴史とともにあるのだろうか。永遠の課題か。新潟の中学生、その行為を犯すにあたり、罪の意識と親への気持ち、どれほどのものであったろうか。複雑である。家族、会社、社会等の構成員が何が一番大切なのか、一番としなくても何が大切か、これがわからなくなっている。商品尺度に迷わされずに生きていくことは難しいが、若者のためだけでなく、私たち皆が、人の命と心の大切さを考えたい。
#何が大切か
#若者への期待
#私たちは信頼されている