『 「足の裏のご飯つぶ」とかけまして「博士号」と解きます。 その心は「取っても食えません」』

 「足の裏のご飯つぶ」とかけまして「博士号」と解きます。 その心は「取っても食えません」』<2019年12月7日(土)>
 「『足の裏のご飯つぶ』とかけまして『博士号』と解きます。その心は『取っても食えません』。『春秋(191207)』は日本の研究者の現状を思う。「大学院で博士号を得ても安定した職につけないポスドク・・・平均年齢は2009年度に33.8歳だったが、15年度には36.3歳。・・・若手研究者に平均で年700万円を最長10年間、助成する――。政府は5日に決めた経済対策に、こんな支援策を盛り込んだ。・・・未来を担う優秀な頭脳に、じっくり挑戦できる環境を整えようとの狙いだ。海外に比べ遅れた人材育成の挽回策でもある。・・・『取って食える』、さらには『取って輝く』博士号に脱皮させ、活躍の場も広げる策は待ったなしであろう。」。
 (JN) ご飯つぶも博士号も、優良なものを育てて、それぞれの目的を果たすはずだが、つぶされることがある。捨てられることがある。塩漬けや冷凍されたままで、世に出ないこともあろうか。この日本の社会が、博士を必要としていないのではないか。現状を改善するのに必要なのは、金銭面だけではでないだろう。硬直した組織や社会を変えねばならないのではないか。いつまでも、年寄りの天下であってはならない。博士が大志を抱き研究に専念するためには、硬直化したものを躍動感あふれる組織に変えねばならないと思いませんか。
#取っても食えません
#博士号

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