『単に社会人講座を増やせばいいわけではない』

『単に社会人講座を増やせばいいわけではない』<2019年12月19日(木)>
 「学び直す場」について『春秋(191219)』は述べる。先ずは幕末の話。忍藩の尾崎石城という貧しい武士が日記を残し、それに驚くのは書物の多彩。古今集平家物語史記論語、公家諸法度、歌舞伎の興行年表、庭や花づくりに関するものなど。「石城には互いに家を訪ねて夕食や酒宴をともにする友人が何人もいた。・・・いまの『社会人の学び直し』も、啓発し合う仲間がいれば、自分の中で眠っている力が湧き出てくるのではないか。・・・文部科学省厚生労働省は大学などに補助金を出しているが、政府の行政改革推進会議から事業の重複が多いと是正を求められた。単に社会人講座を増やせばいいわけではないとクギを刺された形だ」。
 (JN) いよいよそんな年になっていた今日この頃、自由な時間をどう過ごすかが大事である。家族に迷惑をかけないためにも、脳を使うことに努力をせねばならない。公開講座の利用とともに、友人との酒宴が大事であろう。まだ公開講座を準備する側にいる者として、このことを配慮せねばならない。教室外での交流について、積極的に考えても良さそうである。また、片手間の補助金頼りではなく、積極的に教育研究を開放すべきである。とにかく、役所の方針より、各自の教育方針に従って教育を広げていきたい。
#学び直す場
#忍藩の尾崎石城
#互いに家を訪ねて夕食や酒宴をともにする友人

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