「安全な暮らし」を求めて県民大会を『金口木舌(241222琉球新報)』は思う▼スーパーの野菜売り場で山積みにされていたキャベツが最近、半分にカットされている▼自民党の「裏金問題」に続き、ニュースの中心に躍り出た「金」は「年収の壁」。保護者の税負担に影響する、大学生の年収制限が103万円から引き上げられる▼地方学生のバイト時給は平均1050円ほど。教科書の外に広がる世界で学びを吸収する時期に、どれだけ学生を働かせる気なのか。どの業界も人手不足は深刻だが、安い労働力による安易な穴埋めは問題の先送りにすぎない▼物価上昇、政治と金、少子高齢化…。山積する課題と向き合い、どのような社会を未来へ引き継ぐか考えたい▼いろんな人と手を取り、声を出し合うことで、温かな未来をつくっていけるはずだ。
(私は思う。)政治家だけでなく、国民皆が考え、話し合いをしたいものである。でも世の中、私の考えが一番とまとまらない。相手の意見を抑えるのではなく、互いを引き出せるようにならないものか。料理と同じで、具のそれぞれの味を引き出す、そんな料理人が国の政治から我々身近な仲間の中に見つけることが必要だ。そして、先ずは労働力の価値を考えたい。
