『コンビニやスーパーの正月休業で、懐かしい日本の正月へと戻る?』

『コンビニやスーパーの正月休業で、懐かしい日本の正月へと戻る?』<2019年12月30日(月)>
 「かつて私にとって、日本で正月を迎えることは少々つらい体験だった」。『筆洗(191230)』はドナルド・キーンさんの正月体験を伝える。その当時、友人は故郷へ帰る。「私には行くべきところがなかったのだ・・・かつての正月の三が日といえば、休業する店がほとんどだった。休みを返上するようになったのは一九九〇年代ぐらいからかと記憶するが、働き方改革や人手不足を受け、ついには見直さざるを得なくなったらしい。・・・正月返上で働いていた人が、家族とともに過ごすことができる。故郷へも顔を出しやすくなる。休業となれば町は少々寂しくなるが、懐かしい日本の正月へと戻るだけと考えることにする」。
 (JN) キーンさんのような日本を良く知る人でも、昭和の正月の初体験、いろいろと困ったであろう。正月休みは、昭和の働き者には、家族が顔を合わせる大事な休みであった。でも、昭和のお母さんたちは、忙しいことであったろう。お母さんたちは、休みなく、一家の食事対応に大童であったろう。育った故郷へ帰り、母の食事を食べるのは、その昔の楽しみであったが、母の正月休みはどうであったろうか。現在は正月でも外食があるおかげで負担軽減であったが、どこかで誰かが犠牲になるお正月なのだろうか。
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