『虎の骨ならぬバイオ医薬品で1回の投与は百万円』

『虎の骨ならぬバイオ医薬品で1回の投与は百万円』<2019年12月10日(火)>
 製薬会社や卸の多い大阪市中央区道修町少彦名神社を『春秋(191210)』は紹介する。「コレラが流行した折、町衆らが相寄って、虎の頭の骨を配合した特別の丸薬をこしらえ、神前で祈願した張り子の人形と一緒に配った――。日本医薬の総鎮守・・・薬に携わるプロの心意気は現代も変わらぬようだ。今年も画期的な新薬か・・・アルツハイマー病の進行を遅らせる・・・課題はコストだ。虎の骨ならぬバイオ医薬品で1回の投与は百万円との見方もある。・・・医療費が膨らむ恐れの一方、薬のおかげで元気なお年寄りが増え、介護の費用などは大幅に減ることも考えられる。日進月歩の創薬の成果を生かすも殺すも、これからの社会保障制度の設計いかんということか」。
 (JN) 人類は長生きするようになり、そのために悩みが増えた。身体は丈夫でも、ボケてしまう。そう、103歳でなくなった我が祖母は、虎の如き頑強な体であったため(祖母ちゃんごめんなさい)、90歳過ぎて実家に帰ると山を越えて歩いてしまい、伯父や伯母が苦労していた。長生きできても、なかなかバランス良く生活ができない。肉体は機具で補えるが、頭の中はそうはできない。今後、自分もどうなるのか。周りへどのように迷惑をかけるのか。できれば、命を失う時まで頭脳は通常生活ができるように働かせたいものである。
#虎