『そこでは医師は神の定めを伝える者として尊敬されていた』

『そこでは医師は神の定めを伝える者として尊敬されていた』<2019年12月5日(木)>
 本日『余録』は、中村哲さんの死を悼む。「中村さんがアフガンで井戸を掘り、やがてかんがい事業に取り組んだのはまず人々が『生きること』からすべてを組み立てるべきだとの信念からだった。約1万6500ヘクタールの土地に水を供給し、65万人の命を保ったこの事業である。その間に同僚の伊藤和也さんが武装グループによって命を奪われた。『暴力は何も解決しない』。中村さんは伊藤さんのかんがいへの献身をそう追悼した。アフガンの地に暮らす人々の生き方に寄り添って『生きること』を全身全霊で支援した中村さんだった。何よりも平和を求めたその人が暴力に倒れたのは悲しいが、その志は続く人々のともしびであり続けよう」。
 (JN) 中村哲さん、私たちはどうすればよいのでしょうか。私は常、指先だけできれいごとを並べているだけである。子どもたちの命や未来をどうすればよいのか。残された私たちに何ができるのか。思うに、中村さんは何よりもみんなが生きるために活動してきた。生きるために、その生命を奪おうとする行為を何とかしなければならないでしょう。その根底には何があるのか。それをどうすることで、平和を維持することができるのか。銃器から原爆まで、その関わりで私腹を肥やす産業や政治を何とかできないのか。・・・中村さん。
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