大酒豪の詩人 241220

 厚生労働省の飲酒に伴う健康リスクに関するガイドラインに『あぶくま抄(241219福島民報)』は思う▼李白は、酒にまつわる詩を数多く残している▼大酒豪だったといわれる。親交のあった杜甫は「酒を1斗飲むうちに詩が100編できる」と評した。この時代の1斗は6リットルほどに相当する。常人ではない。最期は酔って水面に映る月を捕らえようとして溺れたとの逸話が残る▼厚生労働省は、純アルコール量が1日当たり約20グラム以上で大腸がんの発症リスクが高まるという。日本酒は1合、ビールは中瓶1本、ウイスキーはダブル1杯が該当する。「たったこれだけで…」と思う方はご用心を。年末年始の宴会シーズンに心したい▼酒癖が悪くて朝廷を追放になったとも伝わる李白は詠んだ。〈頭を低れて故郷を思ふ〉(静夜思)。

 (私は思う。)酒の効用は如何にあるのか。心のゆるみと頭脳の働きはどうなるのか。Y=aX²+c・・・・では割り出せない。人それぞれだが、心地良くなり、人格が変身して行く。恐ろしや。そして、内臓も変身して悪化して行く。それはもっと恐ろしい。つい飲み過ぎる愚か者よ。信用を失い、そして命を失う。無礼講に気を付けよう!