『あれからニシンはどこへ行ったやら』

『あれからニシンはどこへ行ったやら』<2019年10月19日(土)>
 サンマ、「記録的不漁で始まった今季」と『春秋』(191019)は漁業事情を思う。「10月に入りまとまった漁はあったものの、トータルでみると昨年の1割強。天災級の事態という。・・・イカの漁獲も9年前の20万トンが昨年は4分の1ほど。値もグンと上がっている。・・・殿様が『サンマは目黒に限る』とうなずく落語のオチも、『肴はあぶったイカでいい』、と歌う八代亜紀さんの叙情も、理解できなくなる日が近く来るかもしれぬ。・・・環境の変化や競争の激化に応じた改革を、我が魚食の民はなし遂げられるか。『あれからニシンはどこへ行ったやら』。ニシンの代わりにいろんな魚が入っては困るのだ」。
 (JN) 庶民の魚は、高級食品となるのか。希少生物として食べることができなくなるのか。カズノコは豚の餌にしたぐらいに取れていた時代もあったようだ。獲りすぎればなくなる。魚たちの生活圏の環境が変化すれば、そこからいなくなる。生きていられなくなる。当たり前のことである。この現状を意識して次の行動をとるために、どのような方針を取るのだ。過去を取り戻すのか。新たな魚を求めるのか。環境と食糧事情は別とするのか。漁師の生活はどうするのか。魚がごとではない。他人ごとでもない。自分たちのことである。次は、自分たちがどこへ行くのか。
#サンマの不漁
#イカの不漁
#ニシンはどこへ

f:id:morningstar:20191019111517j:plain