『ラガーマンたちの疾走もさることながら英国の迷走から目が離せない』<2019年10月25日(金)>
「英国の欧州連合(EU)離脱では北アイルランドの位置づけが最大の焦点となってきた」と『春秋』(191025)。「ボリス・ジョンソン首相は最近、貿易面でなかば外国あつかいする案を打ち出してEU側と合意した。が、英議会の反応は微妙である。2度の延期を経て設定された期限どおり今月末に離脱するのか、なお見通せない。北アイルランドをめぐっては、凄惨なテロと弾圧が繰り返された果てに和平に至った歴史がある。EUとの合意案は『歴史を巻き戻すことになるのでは』といった不安の声が出ている。離脱問題はまた、スコットランドで独立機運の再燃を招いている。ラガーマンたちの疾走もさることながら英国の迷走から目が離せない」。
(JN) あのヨーロッパの西の片隅の島々でどうしてあんな国の線引きがなされているのか。また、一国なのに代表チームを地域別に出せる。子どものころから不思議に思ってきている。アジアの東の片隅の島の者には理解できない。また、せっかくのEUから離れようとするその精神はなんであろうか。大英帝国はある時期の地球上の歴史をリードしてきた。その意地であろうか。線引きすることは一種の排除であり、そこにまた歪みを生むのである。ヨーロッパの平和のためにEUは大事な絆である。ラグビーのように、国境を越えたチームのラガーマンが一つの方向へラインを組み敵味方が一緒に走っていく。政治はそうはいかないのか。
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