『日本の犯罪は13年連続して減り続けているが、それは目に見・・・』

<2016年9月5日(月)>
『日本の犯罪は13年連続して減り続けているが、それは目に見える世界の話である』

 「日本の本格的なハイテク犯罪の第1号は、35年前のきょう発覚した」。「春秋」(160905)は、現代社会の危うさを語る。「昨今の情勢を見ると、昭和期に耳目を集めたハイテク犯罪が、のどかにさえ感じる。犯行を仕掛ける者たちの顔は見えず、被害に遭ったことさえ気づかないことも少なくない。なにしろ国家や軍が背景にちらつく大がかりで巧妙な犯行もあるのだ。日本の犯罪は13年連続して減り続けている。だがそれは目に見える世界の話であって、実はネットの社会へと悪意が次々引っ越しているだけなのかもしれない。」

 「ハイテク犯罪」、この言葉を古めかしく感じる。コンピュータやインターネットを使った犯罪は、鼬ごっこであり、日々その方法が新しくなる。その犯罪者の手口に負けないように技術も進歩するが、それが直ぐに打ち負かされてしまう。静かにちょっとだけインターネットを使っている当方には、何が何だかわからない。そして、日々ウィルス対策のソフトを新しくしろと連絡が来るが、どうなのだろうか。自分の情報は既に、誰か場覗いているのか、守られていて大丈夫なのか、既に被害を受けているのか、それすらわからない。便利なことは危ない事でもあり、このインターネットに頼り過ぎてはならないのだろう。(JN)