＜2016年9月2日(金)＞
『知事が下した「移転延期」の断、この難物、小池さんには覚悟を持って競り落とす務めがある』
東京・築地市場の引っ越しに、「小池百合子知事が下した「移転延期」の断」に対して、「春秋」(日経160902)は、「都議会などを向こうに回した政治的パフォーマンスの側面も見え隠れして、危うい綱渡りだろう」と。また、「自ら河岸に上げたこの難物、小池さんには覚悟を持って競り落とす務めがある」と。
都知事の引っ越し延期の判断、あと２カ月、もうその気でいる関係者には堪ったものではないし、また経費が嵩むであろう。とにかく引っ越してから不正を暴いてとも思うであろう。しかし、そうやって進めると、有耶無耶にされてしまうのではないか。オリンピック招致の賄賂の問題も有耶無耶になりそうだ。ここで、膿を出すことで今後、悪い出来物を取り除くことを速やかにでき、その負担も軽く済むのかもしれない。ともかく、まずは食品に対する安全が第一である。都民等の命や健康は経費負担がかかっても守らねばならないはずだ。私腹を肥やす輩のために都民の金を使わぬよう、知事は闘ってください。（JN)
