『90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい』

<2016年9月19日(月)>
『90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい』

 「敬老の日にちなみ、『ふたりの桃源郷』という映画をご紹介したい」と「天声人語」(160919)。「中国山地の奥深く、集落も電気も水道もない場所で暮らした老夫婦の実話である。老いは誰も容赦しない。心臓を病んで夫が倒れる。認知症が妻を襲う。カメラは衰えや葛藤も見逃さない」。また、「韓国映画『あなた、その川を渡らないで』は、98歳の夫と89歳の妻がおそろいの韓服で仲よく暮らす姿は、うたい文句の通り『誰もがこうありたいと願う純愛物語』」。「90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい。桃源郷とは場所ではなく心の中にあるものと改めて学んだ。」

 やがて遣って来る老後生活をどう過ごすのか。まずは、親から見習って行くしかない。でも、自分たちは何歳まで生きて行けるのか。何せ、妻も私も、幼児児童期をあの汚染塗れの東京で育った。汚い空気と何が入っているのかわからぬ食べ物を体に入れてきた50歳代から60歳代の者は、70歳ぐらいで逝ってしまうのではないかと思う。でも、長生きした時は子供に迷惑をかけるであろうから、考えておかねばならない。我が両親は約60年間夫婦として一緒に過ごしていた。父が先に亡くなり、その後、母が体調を落としている。夫を失うことは辛いことである。親を見習い、できるだけ自分たちだけで生きていけるように夫婦円満、妻とできるだけ一緒に支え合って行きたい。本当だよ。(JN)