『安いよ。原発はお得だよ』

<2016年9月30日(金)>
『安いよ。原発はお得だよ』

 夜の繁華街、「ポッキリ〇千円」、判断を誤り入ってしまえば、ドッサリ〇万円である。「筆洗」(160930)は、この行為、「市井では禁じられている行為も政府がやれば、問題にはならぬらしい。『安いよ。原発はお得だよ』と国民に告げ続けても平気なのだ。『原発は安い』と言い続ける。そのツケを誰が払うか。政府が今考えているのは、国民に負担させることだ。『どの電力会社を選ぼうが、原発のツケは全員で』と言いだした。ちゃんと支払いを済ませた店から『経営難で閉店費用も払えないので、追加料金を』と請求されるようなもの。消費生活センターにでも訴えようか」と。

 新たなことへの挑戦はわからぬことが多くあり、安易にこれは良いとは言えない。夢を持つのは良いが、それが実現できるか否かわからぬものを、さも現実的に素晴らしいものと表現するのは、偽りの行為であろう。私も、子どものころには、原子力への夢を見た。発電所そして船。この原子力船も随分と投資したがものにならなかった。廃船である。その失敗のつけは、どうなって行ったのか。これは、安いよと聞かなかったが、原発はどうなる。原発を開発するまでに、まずどれだけの経費が掛かったのかしらないが、エネルギー資源の無い国ががんばるためには仕方の無い事なのか。否、何から何まで責任とポリシーに欠ける。コンセプトがないのだ。予想を超える金額になるのことはルール違反である。それは、豊洲やオリンピック競技場とて同じである。(JN)