『都庁は会議録や稟議(りんぎ)書もないまま行政を・・・』

<2016年9月21日(水)>
『都庁は会議録や稟議(りんぎ)書もないまま行政を担っているのか』

 「春秋」(160921)は、「東京都の豊洲市場をめぐる騒動を見て考えた。ムラやクニの揺り籠の時期を生きた人々の方が、よっぽど協調的で、責任感にあふれる仕事ぶりだったのかもしれない。原因はいまだはっきりしない。どんな議論がされ、誰の指示があったのだろう。極端な縦割りと事なかれ主義も解明を阻んでいるようだ。硬直した組織や職員の考え方も改める必要がありはしないか。」

 優秀な職員に都の行政は任せておけ。知事は神輿に乗って勝手なことを言ったり、適当にお金を使っていればよかったのに、と思っているのはどなたなのであろうか。都議も、意見を述べても良い、基本は都職員に任せておけ、それで都政は上手くいっていた。それが、どう転んだのか、都民が困った人を選んでしまったのか。いや、まだこれから都知事を手懐けていくのか。真面目で優秀な公務員でできている都庁だが、権力を握っている者が問題なのである。これをスクラップしない限り、ここは変わらない。それは昔から変わらぬ行政の問題点であろう。(JN)