『台風の被災地視察で水たまりをおんぶされて渡った内閣府政・・・』

<2016年9月15日(木)>
『台風の被災地視察で水たまりをおんぶされて渡った内閣府政務官の話』

 「巧みな政治家なら、長靴なしで水たまりを歩いただろう」と、「筆洗」(160915)はおんぶの内閣府政務官を嘆く。「政治家とはどこまでも体裁や人の目を気にする生き物である」のだから、「台風の被災地視察で水たまりを長靴なしで水たまりを歩いただろう。わざと転び、『大丈夫だ。さあ行こう』と言ったかもしれぬ。それが良い政治家とは限らないのだが、少なくとも誰の心も傷つけはしまい」と。

 政治家の方々は、世に受けるパフォーマンスが大事であるというか、そういう人々である。そういう意味では、被災地視察の政治家のおんぶ姿も目立つ事であったろう。この人を知らぬ人々が、おんぶ姿の写真でこの人を知った。でも、見たくない姿である。こんな御仁を知りたくなかった。被災地に行く準備、その心からなっていない。政治家と言うより、人としての態度ではない。しかし、これで彼が政治家としての地位を失う訳でもなく、当分静かにしていれば、失うのは面白おかしく行ったことの記憶をだけである。(JN)