『野党からは「北朝鮮か中国共産党みたいな感じだ」という・・・』

<2016年9月28日(水)>
『野党からは「北朝鮮中国共産党みたいな感じだ」という非難も出た』
 「衆院本会議での安倍首相の所信表明演説の最中に自民党議員が一斉に起立して拍手を送りつづけた」ことに、「春秋」(160928)は、芸術作品へのスタンディングオベーションと「ちょっと異観ではあった」と。そして、「安倍さんが権勢を極める自民党の、いまの空気をあらわしていよう。こういう雰囲気のなかで政権におごりはなきや。映画祭では、盛んなスタンディング・オベーションが作品の評価に結びつかぬことも多いと聞く」と。
 日本人はスタンディングオベーションが得意ではない。立つというのは勇気がいる。コンサートでも、ブラボーは言えても、スタンディングオベーは難しい。そういう私も、小さな日本人、立つには勇気がいる。日本人としては、行儀よく座って、自分の気持ちを抑えていることが美学でもある。どうも、スタンドプレーに見える。今回の国会における首相の所信表明での自民党議員の行動もそう見える。国会の場で、自分たちの代表者に対してスタンディングオベーとは、なんだか滑稽である。まさに野党の感想の通りである。(JN)