『旧正月を楽しむなかで、そこにだけ漆黒の闇が広がっている』

『たくさんの人々が思い思いに旧正月を楽しむなかで、そこにだけ漆黒の闇が広がっている』
 春節に向かって「北朝鮮の独裁者がまた愚かな挑発に打って出た」と、「春秋」(日経/2016/2/8付)は語る。「さきの『水爆実験成功』のときと同じ『特別重大報道』で、看板アナウンサーが高らかに成果をうたい上げる様子は滑稽だ。とはいえそんな異次元空間の国が核をもてあそび、ミサイル開発を着々と進める現実は恐怖以外の何物でもない。妄執を抱えた三代目の無法を止めるために、世界は本気で結束しなければなるまい。多くの国民は食糧不足にあえぎ、新春のごちそうなど縁遠い生活を余儀なくされているに違いない。」
 北朝鮮での映像を拝見すると、肥満の方が一人だけいる。国民は自分たちが食うや食わずの生活の中、なぜお一人おデブなのか。国民は、嘸かし疑問に思いながらも、国の反映を期待しているのか。一発の水爆やロケットの発射でいったいどれだけの費用をかけて、何を守ろうとしているのか。それは、肥満体の方とその周辺の皆様方を守るためで、国民のためではない。金王朝の繁栄は何代続くのか。世界はこの状況を許していてはならない。国民は、恐怖政治にどう抵抗できるのか、それは難しい。そのために、各国は手を組んで挑戦だ。独裁政権はもうすみだ、と言える日がいつになろうか。(JN)