『日本人の睡眠時間の短さは世界でも折り紙付き』

『日本人の睡眠時間の短さは世界でも折り紙付き』
 「眠れないという方には、落語をお薦めしている。名人上手の落ち着いた声と安定したリズムが眠気を誘ってくれる」。「筆洗」(東京新聞/2016/2/24)は、眠りについて、『おやすみ、ロジャー』という絵本が世界各地で売れている事を紹介する。「日本人の睡眠時間の短さは世界でも折り紙付きだが、そのせいか、日本人の三歳児の約30%が午後十時以降に就寝するという心配なデータもある。三〜五歳児の適切な睡眠時間は十〜十三時間とも聞く。どの絵本でもかまわぬだろう。昔ながらの読み聞かせは有効である。どの子にもその声は眠りを誘う名人上手の声である。」
 日本人は睡眠時間が短いと言うが、昼間に寝ていることがあるから、眠りが遅くなるのではないか。列車の中は、居心地が良いのか、老若男女が寝ている。老人を立たせっぱなしでもお構いなしで、若者は深く眠っている。会議も然り、国会等の国民の目に晒されても平気で寝ている。こういった睡眠には読み聞かせ以上の効果があるその手順は何であろうか。どちらにしても、その秘密はなんであるか、それを修得した者は幸せであろう。なお、私事で恐縮だが、私は毎晩、本を沢山読もうと布団に潜り込んで読書を試みるが、10分をいらずして、10行もあれば眠くなる幸せ者である。(JN)