『東日本大震災で真っ先に支援の手を差し伸べた台湾。今度はわれわれの番である。』
「『お互いさま』にはそうしないではいられぬ欲得抜きの人間の情がある」。「筆洗」(東京新聞/2016/2/7)は、今回の台湾での地震に対しても「お互いさま」をと述べる。「五年前の東日本大震災で苦しむわれわれに真っ先に支援の手を差し伸べた台湾である。われわれの番である。できる限り太い、助けの縄を一刻も早く、台湾に投げ掛けたい。それこそ『お互いさま』である。『お互いさま』には、なぜ敬意の『さま』がつくのだろう。たぶん、そういう名の優しい神さまがいらっしゃる。そう考えたい。」
「お互いさま」、見返りは後にして、困っている人達を支援する。困った時には、思わぬ助け舟がやってくる。身近な人から、忘れていたような人まで、困った時に人はやってくる。最近、私も多くの方々に助けていただいた。ありがとうございました。今度は、自分が支援に側になるのか、また助けてもらうのか、それはわからない。とにかく、「お互いさま」だ。贈与のような相手に対する拘束性を持たない支援ができれば、お互いの力の有効利用である。国だけではなく、できる人は、無理のないところで台湾に支援をしよう。(JN)