『冷戦初期への先祖返り』

『冷戦初期への先祖返り』<2020年7月29日(水)>
 米中の現状を『余録(200729)』は思う。「『世界史の現時点では、ほぼすべての国が二つの生き方のいずれかを選ばねばならない』。1947年・・・『トルーマン・ドクトリン』・・・『自由世界は新たな圧政に勝利しなければならない』。これは冷戦時代の誰かの言葉ではない。つい先日、米国のポンペオ国務長官が中国の脅威を強調し、『中国共産党から我々の自由を守るのは現代の使命』だと断言・・・米中の領事館閉鎖の応酬もあり、いよいよ新冷戦開始かと世界が身構えたのも無理ない・・・同盟国や国際機関による多国間協調に背を向けてきたトランプ政権の突然の冷戦初期への先祖返りとなった・・・経済・軍事の優位の揺らぐ米国が踏み切ったイデオロギーの冷戦復活、くれぐれも不測の事態を招かぬよう願う」。
 (JN) 私たちは商品経済の流通の中で生きている。そうでない人もいるだろうが、多くの人々が商品の海を漂流している。自由主義国家主義あるいは独裁政権であろうと、逃れられない海である。資本の力に政治も屈服せざるを得ない。ソビエトは商品の波にのまれた。そのソビエトと違い中国は、資本主義の波に乗っている。米国は金と政治で中国を抑え込みたい。この状態は長く続くのか。どちらかの体制の崩壊が生じるのか。嘗ての冷戦の崩壊とともにドイツは東西ドイツが一国になった。革命であった。今度はどのような結末があろうか。
#トルーマン・ドクトリン
#自由世界
#ポンペオ国務長官
#二つの生き方の選択
#イデオロギーの冷戦復活

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