美術への親しみ 240425

 春の行楽期に『北斗星(24042秋田魁新報)』は美術館を思う▼作家原田マハさんに大きな影響を与えた画家はピカソだそうだ。小学生の頃、作品が展示されている美術館を父親に連れられ訪問。これなら自分の方がうまいと思ったと。印象が一変したのは大学生の時。ピカソ展に足を運び、今度は卓越した才能に圧倒される▼美術館を訪れたからといって必ず満足感が得られる保証はない。だが館内を巡るうち、ある作品の前で足が止まり、その場から離れ難くなるほど魅了されることがある。そんな出合いはかけがえのないものだ▼春の行楽期。出かけた先で美術館や画廊に足を延ばし、お気に入りの作品を探してみるのもいい。それが一つ見つかるだけで美術への親しみが増すはずである。
 (私は)混雑する美術館が苦手であるが、行くかもしれない。5月の連休中のは美術館は混むであろう。お目当ての絵の前でじっと見ていることができず流されて行く。「あっ」と思ったとしても、流されて行く。それでもなぜか美術館へ行ってしまう。なぜであろうか。