『#見えないひびが走る』

『#見えないひびが走る』<2020年7月4日(土)>
 <人の目にはいつも無疵に見えていても/ほそいけど深いその傷はふえてきて/低い声で泣いているのがわかるの/そこに触らないでね、壊れているのよ>(『こわれた花瓶』)。『筆洗(200704)』は「街に昔の景色が、かなり戻ってきたように見えていたその背後で、見えないひびが走るように、感染は広がっていたようである・・・経済再開を急ぎすぎてはいけないと求められているようにも思える。病気というものは、<早く治せんとして、いそげば、かへつて、あやまりて病をます>。江戸期の儒者貝原益軒の『養生訓』にもそんな言葉がある。ウイルス禍の社会もそうだろう。傷ついた器を壊さないよう用心する時のようだ」と言う。
 (JN) ウイルスが再度拡散することはわかっている。でも、産業を止めて補助金を出せない。ひび割れは見えているのだ。そこら中にひびが走っている。そこから割れて中から何が出て来るのか。社会混乱か。犠牲者か。怒りか。絶滅か。
#こわれた花瓶
#感染は広がっていた
#あやまりて病をます
#Cracks

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