『音楽家は映画監督のために働くのだ』

『音楽家は映画監督のために働くのだ』<2020年7月8日(水)>
 作曲家エンニオ・モリコーネさんが亡くなったことに『筆洗(200708)』は想う。映画音楽の作曲家は映画館のトイレに潜む。映画が終わったトイレで映画の音楽が鼻歌や口笛になっていれば安堵する。「『続・夕陽のガンマン』『アンタッチャブル』『海の上のピアニスト』など四百本を超える映画音楽を担当した・・・この人の音楽もきっと世界中の鼻歌や口笛になっただろう。・・・あくまで映画のあるじは映画監督であって『音楽家は映画監督のために働くのだ』と語っていた。だからその音楽は独り善がりに陥ることなく映像と一体となって物語を紡ぎ出せたのだろう。追悼に、どの作品を見るかで悩む。傑作が多すぎる」。
 (JN) なぜあのように音を連ねて心を躍らすことができるのか、凡人には想像できない。頭のどこから響いてくるのだろうか。モリコーネさんの作品との出会いはマカロニウエスタンであったろうか。衝撃的という印象はないが、今でも、あの曲が脳裏に残っている。半世紀近く経過しているが新鮮だ。モリコーネさん、ありがとうございました。(画像は「モリコーネ60」から)
#映画音楽
#Humming and whistling

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