『胡瓜茄子の涼やかさが、ひときわうれしいコロナ禍の夏』

『胡瓜茄子の涼やかさが、ひときわうれしいコロナ禍の夏』<2020年7月30日(木)>
 「水気をたっぷりと蓄え、パリッと心地よい歯ざわりが、やはり本来の旬、夏にぴったりのキュウリである」と『余録(200730)』。そのキュウリの昔、「『黄瓜』・・・味は独特の苦みがあり・・・人気はなかった。さらに切り口が葵の紋に・・・明智光秀の紋に似て縁起が悪いとか・・・品種改良で味が良くなった幕末以後・・・そのキュウリ、ナスなどの夏野菜をはじめ野菜類の高値が続いている。・・・キュウリに疫病を封じ込める密教の秘法を空海が伝えたという話がある。・・・水気の多いキュウリには病魔をも溶かして封じる霊力があると思われたらしい。<茄子胡瓜胡瓜茄子ばかり食べる涼しさ>は山頭火の句。東日本の梅雨明けは8月に入りそうだが、月半ばには野菜の値も落ち着く見通しだ」。
 (JN) 「おい、胡瓜持ってけ」。父が健在であったころ、生家に行くとお土産をもらう。今頃だったであろうか、「ありがとう。でも、ゴーヤーはそんなにいらないよ」と。水分たっぷり、重いがありがたかった。夏と言えば瓜なのである。山頭火ではないが、毎日、様々な胡瓜のおかずを食す夏である。
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#eggplant
#黄瓜
#病魔
#長梅雨

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