『#東京の人は』

『#東京の人は』<2021年10月26日(火)>
 写真家の仁科勝介のプロジェクト「23区駅一周の旅」に『余録(211024)』は思う。東京23区に鉄道の駅は約500、今月初め、この全駅とその周辺を写真で紹介するプロジェクトをスタート▲広島大学在学中に1年間休学して、全国すべての市町村をホンダの二輪車で巡り写真を撮っり、それをネットにアップ。それが評判、写真集も出した▲卒業後、一旦故郷の写真館に就職したが、昨秋フリーとなって上京▲日に1、2駅を1人で回る▲「東京の人は冷たい」とのイメージがあった。「でも、声を掛けると、みんなとても優しく、温かいんです。偏見の壁が消えてなくなりました」▲新高島平駅近く、年配女性が庭でザクロの実を採っていた。声を掛けると、「ちょうどよかったわ。お兄さん、高いところ採ってくれる?」。手伝うと、女性はザクロを2個、甘柿を5個くれた。ザクロは甘酸っぱく、柿は優しい味だった。仁科さんは「小さい秋」に触れた気がした。
 (JN) 旅をしたい。旅は人との出会いなのだろう。風景や食事も良いが、人である。人は話が得意な者、そうではない者が出会う。東京23区の列車旅、駅に着き人に出会う。仁科さんは500ほどの駅に着き、500以上の何かを思うのだろう。遠くでなくて良い、旅をしよう。
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