『#口うるさい「村」の教育』

『#口うるさい「村」の教育』<2021年10月21日(木)>
 コリン・パウエル元米国務長官の死に『筆洗(211020)』は思う。「一人の子どもを育てるには一つの村がいる」。子育てに関するアフリカのことわざだそうだ▼幼少期がそれを地でいくような毎日だったそうだ▼育ったのはニューヨークのサウス・ブロンクス。当時は犯罪が多い地区で黒人の子どもが道を踏みはずしやすい環境だったが、近くに住んでいた大勢の親類がいつも目を光らせていたそうだ▼まっすぐな道を歩めたのは誰の子どもでも大切に育てる親類という「村」のおかげだと振り返っている。そしてその道は黒人初の大統領補佐官、黒人初の米軍統合参謀本部議長、黒人初の国務長官につながっていた▼「自分の死亡記事にはその汚点について書かれるだろう」。イラク大量破壊兵器を隠していると非難したが、実際には見つからなかった▼痛恨の失敗だが、それをごまかさず、批判を真正面から受け止めていた。口うるさい「村」の教育のおかげなのだろう。
 (JN) 村は人のつながり、互いの子どもを宝として育てたのであろう。うるさい爺さん、世話好きの婆さん。日本でも同様、共同体の仲間意識はあり、共同体精神が存在していた。この共同体精神はいまどこにあろうか。道は曲がりっぱなしになっているのか。
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