『#ぎすぎすした社会の空気』

『#ぎすぎすした社会の空気』<2021年10月25日(月)>>
 ワクチン接種有無による扱いについて『金口木舌(211023/琉球新報)』は思う。「『差別』と『キャベツ』ってなんだか似ている」。コラムニストの伊是名夏子さんが以前、本紙の連載につづった言葉。コラムはこう続く。「時間をかけながら、いくつもの問題(葉)が重なりあい、何重にも包まれ、核心(芯)が見えにくいんだもの」▼気になる記事があった。鹿島や九州大がワクチンの接種歴や検査の陰性証明を指静脈の生体情報で確認するシステムをつくった▼ワクチン接種は任意。病気で打てない人もいれば、打たないを信条にする人もいる▼未接種者が不公平になる場面が増えるなら差別につながる▼お得感や利便性が優先されて、差別の芯が見えなくなる前に立ち止まって考えたい。ぎすぎすした社会の空気がつくられてしまったら、元も子もない。
 (JN) より良い掟を作っても、全員がその掟を受け入れられない。そのための対応を考えねばならない。それがある社会が安心して過ごせる社会である。私たちはそれぞれに違う。私たちのキャベツの葉は一枚いちまい違う。その違いで、社会生活が不自由になることが少なくなる努力をしたい。
#差別
#キャベツ
#ワクチン接種
#検査
#不公平

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