『#お買い物で』<2021年10月3日(日)>
２０代の人がレジから見た年配のご夫婦が会計をする姿の紹介に、『日報抄(210929/新潟日報)』は思う。おばあちゃんが財布からお金を出す。おじいちゃんはポイントカードを機械に読み込ませる。おじいちゃんが一言。「２人でやっと一人前なんだ」。若い投稿者は「理想だなぁ」と▼最近は支払いのときに気が抜けない。画面に触れて支払い方法を選んだり、カードを差し込んだり、かざしたり、方法は店によってまちまち。ご夫婦の共同作業はうらやましい▼エコバッグを取り出し、買ったものをガチャガチャ放り込んで、結構な関門である▼さらにもう一手間。「スプーンは有料ですが」。レジの人から問われても、老いてきた耳がちゃんと聞き取れるか▼自分が一人前なんだという考えを捨ててみるのもいいかもしれない。半人前だから慌て、迷うこともある。聞き返すこともある。半人前だと自覚した方が、心がちょっと楽になる。
（ＪＮ） レジはお一人でお願いしますと。まごつきながら行わねばならない。チェーン店のレジだと、カゴを渡し直ぐ様「ピッ」が始まる。慌ててスマートフォンのアプリを起動し「ピッ」。お酒の番の「ピッ」で二十歳以上認証のタッチ「ピッ」。「レジ袋は？」、「クーポン券は？」、確認が続く。「支払いは○○コで」と。それから買ったものをエコバックへ。アッこれはビニール袋に入れねばならない。ボケ防止になるだろうか。
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