#明るい酒を

『#明るい酒を』<2021年10月4日(月)>
 疫病下で2回目の醸成月を『小社会(211003/高知新聞)』は思う。神無月、酒好きにとっては、新穀で酒をかもす「醸成月」。酒のたしなみ方は人それぞれ。作詞家の故なかにし礼さんに、「暗い酒ほど美味いのだ」という随筆がある。「反芻のときに呑む、孤独な、暗い酒ほど美味しいものを、私は知らない」。若山牧水にも〈秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり〉の一首がある。こんな楽しみ方ならコロナ禍の世も困りはしなかったに違いない。「第6波」は不可避とされ、行動制限の緩和を言う政府の楽観論も聞き飽きた感がある。なお警戒は怠れまい。家で静かに飲む秋の酒も悪くないが、心置きなく明るい酒を飲める日も待ち遠しい。
 (JN) 今月初めに美酒を飲んだお方、次の選挙ではどうなろうか。酒は静かに、嬉しかろうと悲しかろうと。臨時国会が終われば、一目散に各地へ。神無月、醸成月、運の尽き、どんな選挙になろうか。法規にも肝臓にも心にも明るい良い酒を飲みたい。
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