『前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある』

『前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある』<2020年2月16日(日)>
 あおり運転について、『筆洗(200216)』は思う。「向田邦子さんは自分のことをせっかちな性格と書いている。『気がせくときに前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある』(『霊長類ヒト科動物図鑑』)。・・・歩きの場合ならまだしもこれが車の運転時となれば、こういうイライラや怒りはなんとしても封じ込めたい。・・・あおり運転の危険に対する認識は広がっているだろうと考えていたが、甘かったようである。怒りにまかせた危険な運転は減るどころか増えている・・・警察庁は厳罰化に向け、違反一回で即免許取り消しのほか、懲役刑を設ける改正案を今国会に提出する予定である」。
 (JN) 歩行者としての自分、結構せっかちである。他人への寛容性も乏しい。前を歩く人が遅いと追い抜きたくなる。横入りに腹を立つ。自分の時間が失われていくように焦りを感じる。人々がすべて、そうではなかろうが、あおり運転を起こすのは、そんな小さな心だろうか。自動車に乗っていると、自分の時間を奪っている前を走る車に腹を立てる。そして、鉄のボディーとスピードが、小さな心を煽るのか。これは刑罰でなくなる問題であろうか。我々の心の癖は矯正できるのか。時間を気にせず、ゆっくりと進む心を持てないか。灰色の男が時間を奪っていくのか。
#懲役刑を設ける
#イライラや怒り
#あおり運転

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