『知恵が問われる戦後75年の節目の年』

『知恵が問われる戦後75年の節目の年』<2020年2月2日(日)>
 国会でのある質疑、被爆建築「旧陸軍被服支廠」の保存を『春秋(200202)』は紹介する。「軍服や軍靴などを製造、保管した施設だ。大正2年(1913年)に完成・・・質問に立った議員は、『全てを残してこそ被爆の実相を後世に伝える訴求力がある』と訴えた。このレンガ倉庫に、原爆投下直後、熱線を浴びた市民が搬送された。臨時の救護所として利用されたのだ。『にんげんをかえせ』で知られる被爆詩人、峠三吉に『倉庫の記録』と題した一編がある。・・・大学入試センター試験の国語で、被爆作家、原民喜の『翳』という小説が出題された。・・・簡潔で抑制された文章から、名もなき市井の人々の悲しみを読み解く良問だ。歴史をどう語り継ぐのか。知恵が問われる戦後75年の節目の年である」。
 (JN) 戦争の記憶の残るものは、辛いものである。過日記した『夜と霧』、もう読みたくないと思うような過去の記録は現在生きる者が引き継いでいかねばならない。「旧陸軍被服支廠」は、我々国民の財産であるから、国家が支援するとともに、まさに市井の者が寄付を募って、募集していくことができないであろうか。とにかく、政治とカネをめぐる問題を起こす者を早く裁き排除し、歴史の保存に為政者の知恵を使ってもらいたいものだ。皆の知恵を募ろう。
#倉庫の記録
#歴史をどう語り継ぐのか

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