『その日からきみみあたらぬ仏文の・・・』

『その日からきみみあたらぬ仏文の・・・』<2020年2月23日(日)>
 「人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば二月のかもめ」。『春秋(200223付)』は、寺山修司の詩から2月を思う。「いちばん寒い時期に試験をやるから大変なんだ……とぼやいてみても・・・すったもんだの入試改革の論議・・・入学時期を秋に移せば欧米など・・・という声をずっと昔から抱えつつ、変わらぬ日本である。『その日からきみみあたらぬ仏文の 二月の花といえヒヤシンス』(福島泰樹)。こちらは学園紛争が盛んだった時代の、騒然たるキャンパス風景だ。往時の紛争にはブームみたいな面もあったろうが、大学とは何かという根源的な問いを含んでもいた。いささかくたびれたカモメにも、2月はさまざまなことを思わせる」。
 (JN) 寒さ厳しき折に、なぜ入試時期を持ってきたのか。学修の始まりを4月としたのか。なぜに、4月を一線としてスタートせねばならないのか。様々なご都合があり、定まってきた。それを変えることはできないのか。私たちはなぜにそんなに、今の形を守らねばならないのだろう。一つ変えることは、それだけでは済まない。その昔、形骸化した大学を変えようとした者たちは、70歳を超えていく。闘いは終わったのか。その後、何が変わったろうか。
#二月のかもめ
#入試の二月
#二月の花といえヒヤシンス

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