『モンブラン、「白」よりも、「茶」の方が主役に』

モンブラン、「白」よりも、「茶」の方が主役に』<2020年2月17日(月)>
 「モンブランの氷河が急速に消失しているという」。『筆洗(200217)』はその姿から思う。クリを使った洋菓子モンブラン、その名は山のモンブランに由来する。ケーキはマロンペーストの黄色や茶色が目立って、白い山が想像しにくいが、一九〇〇年刊行された料理書によると、「クリのペーストをドーナツ状に絞りだし、その中心に泡立てた生クリームを添えたお菓子をモンブランと紹介しているそうだ。これならば『白い山』と胸を張って言えそうだが、時代の経過とともにその山のお菓子は氷河に見立てた『白』よりも、山肌の『茶』の方が主役になっていったらしい。現実の山の方でも・・・『白』が消えている・・・過去三十年の間に数百メートル単位の氷河が消えている。・・・名峰を茶か黒の山とは呼びたくない」。
 (JN) 大好きなモンブラン、子供たちが小さい頃は、おそばのケーキなどと表現していた。あのマロンペーストがおいしい。モンブランと言う山は知っていたが、姿が似ていないので、この山に由来していたとは知らなかった。それよりも、ケーキのモンブランの変化を、山のモンブランが追っていたとは、何と悲しいことか。白い山どうなろうか。富士山は大丈夫だろうか。
#氷河が消失してゆく
#クリのペースト

f:id:morningstar:20170924192719j:plain