本日は野村克也さんの訃報に思う。『春秋』は「『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし』の金言は失敗に学ぶ哲学だ。『野村再生工場』で、戦力外通告された選手を復活させた。人事の妙は企業経営にも通じるのだろう」と。『筆洗』は「新しい野球と見えたが、その野球は人間の臭いがぷんぷんした。スター選手が向日葵なら自分は地味な月見草とおっしゃっていた。その月見草はやけに大きかった。そして風雪に強かった」と。『余禄』は「『ささやき』の昭和から『ぼやき』の平成へ、大記録と令和の野球文化を次世代に残し、ノムさんが旅立った」と。
(JN) 私は向日葵ばかり見てきたため、月見草を知らない。すごかったノムさんの現役のプレーを知らない。残念である。イメージとしては、奥様に頭の上がらないボヤキのじいさんである。そのじいさんが、あのヤクルトを優勝させた。情報量とその利用が素晴しかったのか。野球好き素人には、その素晴らしさ中身をわからないが、実績を上げた人であった。奥様が逝ってしまった時の寂しいそうなあの表情も忘れられない。ノムさん、さようなら。
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