『数学では正しいか間違っているか、それがすべて』

『数学では正しいか間違っているか、それがすべて』<2020年2月26日(水)>
 米国の宇宙開発に大きく寄与したキャサリン・ジョンソンさんが亡くなったことを『筆洗(200226)』は伝える。百一歳であった。彼女は「宇宙開発黎明期。コンピューターの性能も悪い時代、膨大な数字との格闘によって導き出した、この人の正しい軌道計算なしでアポロ11号は月面に無事、着陸できたか。・・・技師や研究者の黒人比率が極めて低く、黒人差別も強かった当時である。・・・教え子たちに『必要なのは結果だ』と言い聞かせてきた。『数学では正しいか間違っているか、それがすべて。正しい答えが導き出されれば肌の色は関係ない』。この『計算』もまた間違っていない」。
 (JN) 数学のできる人というのはどんな頭脳をもっているのか。ポンコツ頭の私には想像ができない。正確無比であったのか。柔らかい発想で、数字を操っていたのか。彼女の計算が私たちの夢と飛行士の命を宇宙へ飛ばした。半世紀前のあの時代にアポロは月に向かい、そして月面着陸を有人で果たしたその計算とはどのようなものであったのか。人種差別と闘いながら、真実を追求する科学者には憧れるばかりである。キャサリンさん、これからも数字の宇宙の中で安らかに。
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