『「もったいない」という言葉が注目されながら食のムダ・・・』

『「もったいない」という言葉が注目されながら食のムダが膨れあがる日本なのだ。反省ムードが高まりだしたのも当然かもしれない』<2017年8月24日(木)>
 「向田邦子さんは子どものころ、少しでも醤油を残すと父親にこっぴどく叱られたという」。『春秋』(170824)は向田さんのエッセーを続ける。「今でも私は客が小皿に残した醤油を捨てるとき、胸の奥で少し痛むものがある」。そして、「『もったいない』という言葉が注目されながら食のムダが膨れあがる日本なのだ。反省ムードが高まりだしたのも当然かもしれない。ものを食べ切ることの気持ちよさを知る時期に来ているのだろう」と。
 (JN) 日本はいつごろから多量の残飯を出すようになったのであろうか。残飯というと、子供のころの給食。50年ほど前は配給されたものは残さず食べるのであるが、どうしても、各クラスで余るものがある。これは、個々に適量を考えて料理を作れば残飯は出ないが、料理を大量生産すると適正な量が計算できなくなるのでろうか。あの頃は、給食の残飯は豚の食料になっていたと聞いたことがあるがどうだったのか。嘗て、立食では食事がきれいになくなっては寂しいの多めに準備したこともあった。食べる方も作る方も、適量を十分に考えて準備したい。