『残念ながら、新学期の到来を告げるチャイムが耐えきれぬ・・・』

『残念ながら、新学期の到来を告げるチャイムが耐えきれぬほど重く暗く聞こえる子どもがいる』<2017年8月28日(月)>
 夏休みがもう直ぐ終わりになる。既に2学期が始まっているところまあろう。「キンコンカンコン」授業が始まる。『筆洗』(170828)は、「残念ながら、新学期の到来を告げるチャイムが耐えきれぬほど重く暗く聞こえる子どもがいる」と。「九月一日は十八歳以下の子どもの自殺が最も起こりやすいという。悩む子どもは大人に助けを求める『キンコンカンコン』を鳴らしているはずである。ただ、その音は極めて小さい。感度の良い耳を備えたい。大人の夏の最後の宿題である」。
 (JN) 宿題を直ぐに終わらせられなかった私には、9月1日が永遠に来ないことを祈っていたが、それは野放図な者の愚かな願いであり、その日を迎える。そうではなく、様々な環境の中で考え込む繊細な心は、9月1日が特別な日になってしまう。この日を迎えたくない。そのために死を選ぶということを何とかやめさせたい。皆と同じにある必要はない。学校へ行くのが嫌なら、死ぬこと以外の選択を大人が知らせられないか。それは周りが気付きにくいし、そんな環境ではない。生まれてからの日々の環境が子供たちを追い詰めている。しかし、まだあと今日を入れて四日ある。9月1日に学校へ行かなくてもよい選択があることを教えてあげよう。9月1日をなんでもない日にしたい。