『夏休みの里帰りを機に、人生の後半戦を過ごす場に思い・・・』

『夏休みの里帰りを機に、人生の後半戦を過ごす場に思いを巡らすのもいい』<2017年8月14日(月)>
 昨年の平均寿命は男女とも香港がトップである。「長生きというと、人里離れ自然と暮らす姿を思い浮かべがちだ。しかし香港は大都市だが長寿で頂点に立つ」ということについて、『春秋』(170814)は思う。その理由は、「まず食事が健康の基という医食同源の文化。次に安い公立病院や漢方医など、身近な医療の充実。第3は喫煙率の低さで、日本が約2割なのに香港は1割。徐々に規制を厳しくしてきた成果だという。公園に集い太極拳や将棋に興じるなど、にぎわいや交遊が良い刺激になると見る向きも。医療の近さも都市の利点だろう」と。
 (JN) その昔、高齢者施設はどちらかといえば、都市から離れた場所にあるイメージがあった。ところが今現在は、住宅地に高齢者施設がどんどんできている。自然のある場所の方が良いであろうが、それはゆとりのある者たちでないと難しい。自分もどうであろうか、また子供たちはどう考えようか。現に、介護を必要となった自分の親の施設は身近な場所を選んだ。休日だけでなく、仕事の帰りにも寄れる。『春秋』は「夏休みの里帰りを機に・・・思いを巡らすのもいい」と記しているが、里が都心にあるのでどうしましょう。父や母の故郷へ行きましょうか。とにかく皆さん、家族の今後の在り方を夏休みで考えましょう。