『「ゴジラ俳優」の中島春雄さんが亡くなられた』

『「ゴジラ俳優」の中島春雄さんが亡くなられた』<2017年8月9日(水)>
 「誰も演じたことのない役を演じるにあたって二十五歳の中島春雄さんが足を運んだのは、上野動物園だったという」。『筆洗』(170809)は中島さんの苦労を伝える。「ゴジラ第一作の撮影現場で強く感じたのは、孤独だったそうだ。着ぐるみの中で強烈な孤独や閉塞(へいそく)感と闘っていたからこそ、水爆実験で目を覚まされ、未知の人類と対峙したゴジラの哀しき憤怒があれほど、生々しく伝わってきたのかもしれぬ」と。
 (JN) 我々が中にいる人を感じさせなかったゴジラの演技は、動物園での学習であったのか。また、ゴムの着ぐるみは百キロもあったのか。そんな中での演技、迫る恐怖を出すためには、自分が苦しくとも、破壊活動では微塵も見せず暴れまったのか。顔の見えない俳優では声優は人気が出たが、怪獣に入っている人をについてはどうであったか。まさに陰の力であったのか。中島さん、ありがとうございました。