『大丈夫、オレは黒人を食べないから』

『大丈夫、オレは黒人を食べないから』<2017年8月21日(月)>
 「差別に対する辛口のジョークで一世を風靡した黒人コメディアンで人権活動家のディック・グレゴリーさんが亡くなった。『筆洗』(170821)はグレゴリーさんを紹介する。南部のレストランに彼が入ろうとしたら、「『うちの店じゃ、黒人は食べられないよ』。オレは言い返したよ。『大丈夫、オレは黒人を食べないから』。・・・・差別や差別する者をちゃかし笑う。その笑いが広がれば世の中は変わる。「よくできたジョークには力がある」。しなやかな武器で、差別と闘った人である。大統領が白人至上主義者に遠慮する時代。「よくできたジョーク」が聞きたい」と。
 (JN) 白人至上主義を他人ごと思ってはいられない。以前にも述べてが、日本でも様々な形で、これに似たことが起きている。近隣の嘗て植民地照史は領土の諸国出身者や国内での地域差別や紳士の不自由に対する差別が日本でも起きている現状を何と考えるか。過去のことではない。日本には身分の階層、カーストはないというが、所得格差による階級意識は生じている。それを僅かでも自分が上だと、愚かな意識が働いている。どうなのだろう、何が優れているのだ。そのことは何が幸福なのであろうか。精神や実生活の向上につながるのであろうか。狭い日本で差別し合ってどうするの。それよりも、外に目を向けて国際交流を行い、敗戦国としての国際的な地位の低さを何とかせねばならない。