『対馬でのカワウソ発見、まさか人をたぶらかそうと現れ・・・』

対馬でのカワウソ発見、まさか人をたぶらかそうと現れたわけではあるまいな』<2017年8月18日(金)>
 対馬で野生のカワウソを確認。これを『筆洗』(170818)は、「まさか人をたぶらかそうと現れたわけではあるまいな」と。そして、「キツネではなく、カワウソにつままれたような話である」。カワウソは「なかなかの化かし上手、生首に化けて川を流れ漁をする人を驚かせて、大入道に化け、水木しげるさんの『日本妖怪大全』にあった。カワウソにつままれたとしても人間に叱る資格はなかろう。かつて日本全国に分布していたカワウソは明治以降、毛皮目当ての乱獲と河川の水質悪化などで姿を消していった。昔話と違い、ひどい目にあわせてきたのは人間の方である」と。
 (JN) 世界中で人間たちはどれだけの種を絶滅させたのであろうか。特に日本は環境の悪化での減少が多い。第2次大戦後の日本、イケイケどんどん、高度成長を行った。工場地帯は汚染物質が排出され、公害問題が起き、自分たち人間自身がその被害に遭っている。8月16日に、国際的な水銀規制のルールを定めた「水俣条約」が発効したが、水俣はまだ続いている。この水俣はまずは動物に異変が見られ、人間にも影響が出た。生活圏の動物に異変が起きるということは、危険が迫っていることである。それに気づき、公害対策等を行ってきたが、失うものは大きかった。また漁業の乱獲により、我々の食べたいものが少なくなり、また海の中での生態系がどうなっているのか。このお返しがやがてあろう。あるいは、いよいよカワウソが化けてきて、人間に仕返しをするのかもしれません。