『長時間労働を抑えようとした最初の法律の施行から今年で100年』

<2016年10月3日(月)>
長時間労働を抑えようとした最初の法律の施行から今年で100年』

 「過酷な工場労働を改善しようと大正5年(1916年)、女性と15歳未満を対象に、労働時間に制限をかけ深夜労働も禁じる工場法が施行された。といっても1日12時間を超える就業の禁止という緩い法律で、深夜勤務についても交代制を採るなら向こう15年間認められた」。「春秋」(161003)は、「100年前の工場法は甘い内容だったため、その後も大正14年刊の『女工哀史』に描かれたような、過酷な労働実態が残った。歴史を振り返り的確な手を打つときだ」という。

 自分は仕事の効率が悪いのか、仕事だけでなく、子どものころから宿題に追われて、遅い時間まで机にかじりついていなければならなかった。しかも、深夜放送でも聴いていれば、進みは尚更悪かった。仕事はこのような乍族は許されないが、日本人は労働力の効率が悪く、その分を時間量でカバーしなければならない。長い時間の労働力の提供は、心身を破壊させる。そうならなくとも、効率を悪化させる。労使とも、人の心と体をなぜに大事にできないのか。働くことも大事だが、もっと大事なことがあるはずだ。さあ、片付けて帰ろう。(JN)