『甘いソーダ水が心や体の疲れをつかの間癒やす、体を思えば、・・・

<2016年10月13日(木)>
『甘いソーダ水が心や体の疲れをつかの間癒やす、体を思えば、そう甘いことも言っていられぬ』

 森鴎外は「饅頭茶漬」が大好きであった。キルケゴールは、カップ山盛りの砂糖にコーヒーを入れた。「筆洗」(161013)はこの「甘党の二人が聞けば、不満そうな顔をするニュースを紹介する。世界保健機関(WHO)は世界的に増加している肥満や糖尿病の対策として、各国に対して、砂糖をたくさん含む清涼飲料水への課税強化を呼びかけた。清涼飲料水はもはや、たばこ、アルコールと並ぶ「健康リスク」扱いであり、課税によって消費を抑え込みたいようだ。」

 私は甘党である。しかし、飲料水は辛党である。あんこのたっぷり入った饅頭やシュークリームを頬張り、渋いお茶やブラックコーヒーが良い。この甘いものは、この甘さの快楽と引き換えに、リスクをたっぷり与えてくれる。ここでは砂糖入りの清涼飲料水がアルコールと同じように控えるようにと述べられているが、菓子類は禁物である。でも、健康に悪いと課税強化してもなかなかやめられない。タバコもお酒も課税強化されても、止めてる人がいるのであろうか。何とも情けないが、今の快楽のために、未来の健康を失っていることを認識できない自分である。(JN)