『戦争と平和を繰り返す人間の営みを、歴史家として見つめ・・・』

<2016年10月28日(金)>
戦争と平和を繰り返す人間の営みを、歴史家として見つめ続けた生涯だった』

 「百歳で逝去した三笠宮崇仁さまは、なにより人情味を大切にした」と、「春秋」(161028)は伝える。「参謀として中国戦線に赴任した。戦場では、『正義のいくさ』が人情味を裏切り、踏みにじっていた。その光景に愕然)とする。人間の愚かさや情熱はどこから来るのか。根本が知りたい。そう考え、歴史を学び直す。学問に飽きたらず、皇籍を離れてでも社会事業をしたいと思い詰めたこともあった」と。

 本日は、三笠宮崇仁さまの人柄についての記事が多い。長年に亘る公の身、ありがとうございました。皇室に生まれ育った人は、自分の自由がない。いつも、世間の目にも晒されている。そんな状態の中で、戦争を体験し、人として悩んだその姿勢が各紙から伝えられる。これからも、日本の姿を見つめ、未来を探ってください。(JN)