『聴いてもらうだけで再起の力になる』

<2016年10月14日(金)>
『聴いてもらうだけで再起の力になる』

 「突然の病で子を失った母親らが語り合うサークル『熊本エンジェルの会』が熊本にはある。「春秋」(161014)は、その立ち上げ者の宮本儀子さんを紹介する。「この会で年数回、互いの境遇を語り、聴く。夫の桂樹さんも運営を手助けしていたが、3年前、胃がんが見つかり手術した。母親に介護が必要になったり、父親が亡くなったりと気苦労が募り、その上、夫の病状も次第に重くなる。震度7が襲ったのは、そんな時だ。夫は8月10日、永眠した。運命は人を翻弄する。しかし、聴いてもらうだけで再起の力になる。」

 「どれだけ人が生きれば 自由になれる」(B.D.)か。生きている間、人は様々考え悩み、自由にはならないであろう。一時でも自由になるために、私は悩みを話し、身体からその悩みを出そうとする。但し、それを受け止めてくれる人により、そのことへの理解は異なり、悩みからの自由になるその質は異なる。私には、それがどのような人が良いのかわからない。まずは身近な人と話し合って行きましょう。心開くことは、難しいが徐々やって行きましょう。(JN)