『速い球は大人さえ夢心地にする』

<2016年10月18日(火)>
『速い球は大人さえ夢心地にする』

 「大谷翔平投手がリーグ・クライマックスシリーズ終戦日本記録の165キロの直球を投げた」。「筆洗」(161018)は、剛速球を思う。「ヒート(熱)、ガス、スモーク、ブリット(弾)、マスタード、ハンマー、シーズ(種)、ピルズ(錠剤)、アスピリン、チーズ・・・、速球の米国俗語である。大谷翔平投手の球に度肝を抜かれた方も多かろう。その球をなんと名付けようか。スポーツ紙が『驚速(球)』と書いていたが、十分ではないだろう。『超速球』『宝速球』…。速い球は大人さえ夢心地にする」。

 自分がバッターで165キロの速球を投げられたらどうであろうか。なにせ、90キロ台の速球の持ち主には想像できない速さである。私が投げた球がバッテリー間の中間に達するころ、大谷投手の投げた球はホームベースに迫るというほどの差がある。何と恐ろしい事か。多分、165キロの速球が来たら、私はバッターボックスから飛び出してしまうだろう。この万能選手は、是非とも、長く私たちを楽しませる選手として活躍して欲しい。そのためにも、栗山監督には、大事に使い過ぎないように願いたい。まずは、日本シリーズでは、大谷が2勝1セーブ、3ホームランぐらいの数字を挙げれば、ファイターズの優勝であろうか。さて、カープスは超速球と如何に闘うか、楽しみである。(JN)